大手のバイク用品店では整備をお断りされることも多いSW-1。
一番困るのがまめにやりたいオイル交換。バイクの寿命を延ばすには、定期的なオイル交換などのメンテナンスが重要で、私も6000km走行毎に自分でオイル交換を行っています。
ということで今回は、オイル交換の作業手順を書いていきたいと思います。
SW-1のオイル交換に必要な道具を準備します。
・エンジンオイルは、4ストローク用SUZUKI純正品またはカストロールを使用。1.5L必要なので、1L缶が2本。(980円×2本)※お店でノズルをもらう。
・廃油処理BOX 2.5L(300円)…2りんかんで買ってきました。
・ウエス…古いタオルのボロキレ。
・油が手につかないようにするディスポーザブル手袋
・21mmの六角レンチ(今回は、1/2インチのソケットレンチを使用。)
・ラジオペンチ
・オイルパン(廃油を受ける受け皿)※廃油BOXでも代用可能です。
エンジンを抜く前に10分程周辺を走って、エンジンを温めオイルを全体に回します。
エンジンオイルを回収するために、オイルを温めてやります。自宅周辺でアイドリングをしていると近所迷惑なので、私は10分程近所を走って温めます。

エンジン停止後は、平坦な場所でバイクを止め、センタースタンドを使います。
オイルを補充するときの量を確認するために平坦な場所での作業が必要です。
オイルが温まっている状態で、オイルを抜きますので、ここからの作業は早めに行います。マフラーが熱いので作業は長袖を着て軍手を着用し腕など作業中に触れないように気を付けてください。
ボルトを外す前に廃油回収BOXを設置。ドレンボルトをゆっくり外して、オイルを出す。
廃油処理BOXの中に入っている油吸い取り布が入ったビニール袋を、オイルパン(黒い受け皿)に入れ、エンジン底部のドレンボルトの近くに配置します。このときにマフラーは高温状態ですので、ビニール袋がマフラーに接触しないようにバイクの下に配置します。
ドレンボルトを外す前に、エンジン上部にあるオイルを注ぎ口の蓋を外します。
蓋はネジが切ってあるので、反時計方向に回すと外せますが、手で回そうとすると固いので、傷がつかないように布を被せてから、ラジオペンチ等で回すと簡単に外せます。
続いて、エンジン底部のドレンボルトを外します。
21mmの六角ボルトですので、今回は21mmボックスレンチを使用しました。六角ボルトを緩めていくと、ボルトが外れた途端にエンジンオイルが穴から流れ出てきます。このオイルをオイルパンにセットしたビニール袋(オイル吸着布)に入れます。
※オイルは熱いのでご注意ください。
オイルの流れが止まるまで10分程待ちます。
完全にオイルが途切れたら、エンジン底部とドレンボルトをウエスでふき取りドレンボルトをエンジン底部の穴にネジ込み、元に戻していきます。
このときの規定トルクは、180~230kg・cmとサービスマニュアルには記載がありますがトルクレンチを持ってないので、感覚で絞めてしまっています。
これらの作業は自己流です。自己責任にてお願いします
オイルは1500mlを注油。オイルの窓を見ながら微調整しつつ「F」の下まで補充する。
ドレンボトルを締めこんだ後に、オイル注油口にエンジンオイルを1500ml注油。
まず1Lを入れたあと2本目のオイルを注油し、半分あたりまで注いだら一旦待って、エンジン下部にあるのぞき窓を確認します。このとき、センタースタンドでバイクを立てた状態でオイルを注油してください。
オイルがFとLの間に入ったら注油口の蓋を一旦閉じて、アイドリングを30秒行います。
エンジン停止後1分以上待ちのぞき窓からオイルの位置を再確認、オイルが底から垂れていないことも確認します。
オイルが足りない場合は再度足して確認を行ってください。Fより少し下になるくらいがちょうど良いと思います。
エンジンオイル交換作業は完了です。
廃油回収BOXの説明通りに、オイルが染みた吸着布が入ったままビニール袋を付属のインシュロックタイで閉じて箱の中に入れ燃えるゴミとして廃棄します。
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